


書を捨てよ、自分にとっての「かく」を探す旅へ出よう
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千葉市は海浜幕張にあるブックストア・本屋lighthouseが不定期で刊行するZINEシリーズ(なお、同店ではmusitが2021年に発刊したZINE『(W)AVE vol.1』も取り扱い中。立ち寄った際には是非…!)。2021年5月に発刊された第3弾となる本号では、「かく」をテーマに様々なクリエイターが寄稿している。
トップバッターを務めるのは、フリーの編集者・鹿子裕文による連載コラム。そして「カリスマ書店員」としても名高い本間悠の「食卓におけるアボカドをめぐる論争」、文学フリマの場においても高い人気を誇るエッセイスト・僕のマリや梶本時代らが文章を寄せ「味変」を楽しみながら読めるリトルプレスとなっている。
また、本号ではゲストに尾崎世界観(クリープハイプ)が登場。本屋lighthouseの店主・関口竜平が進行役を務めながら、2020年に自身初の著書となる『明け方の若者たち』を発表した人気ライター・カツセマサヒコと「様々な『かく』こと」について対談を行う。
「かく」とは「書く」であり、時に「描く」「(恥を)掻く」、そして「足掻く」ことにもなり得る──私自身「かく」ことを生業とする身として、文章との付き合い方を今一度見つめ直してみようと思う。
▼収録内容
・対談:尾崎世界観×カツセマサヒコ「かく、かく、かく……」
・鹿子裕文「真っ赤な夜のブルース」#3 まだら狼
・本間悠「書店員です。 兼業酒婦です。」#3 アボカドの調理法を知らない母は玉の輿の夢を見るか
・橋本亮二「本を抱えて会いにいく」#3 かくかくしかじか
・僕のマリ「まほろばハイウェイ」#2 へんくつ生活愛してる
・梶本時代「梶本時代の人生あじゃぱ節」#3 愛のめぐり
・小澤みゆき 書評:#2 アンナ・カヴァン『ジュリアとバズーカ』
・仲西森奈「どこに行ってもたどり着く場所」#03 たのしい泥船(もしもしのはじまり)
・守屋信「十九年」#3 こぶたのプレゼント
▼仕様
サイズ:A4
ページ数:69
色:カラー