タイ王国北部の旧都チェンマイを拠点に活動するロック・バンド、Solitude Is Blissの歩みはここから始まった。「กระดาษ」「Vintage Pic」「04.00 A.M.」と現在もセットリストで常連の名曲をはじめ、全5曲を収録した現在入手困難となっている1st EPが数量限定で入荷。 バンド名にTame Impalaの『Lonerism』収録曲の名を冠しただけあって、サイケデリックで空間的な響きが目につくが、一方で地中海性気候パースではなくモンスーンの風が吹く分だけ幾分メロウで陶酔的だ。また、彼らから見て外国人である我々にとって、この音楽はタイの音楽としても聴こえるはずだ。タイ語の音韻やロックの枠からはみ出しがちなメロディからは、長きにわたって独自性を保ってきたタイという国の文化の気配が見え隠れする。 アートワークはSigur Rósの5枚目『Með suð í eyrum við spilum endalaust』のオマージュ。落葉広葉樹林の中を伸びる小径をゆく裸人の行先には新しい音楽がある。 format：Cassette Tape label：Polinate records release：2014/02/01 track list： 1. Don't Expect Me 2. กระดาษ 3. Vintage Pic 4. ฝัน 5. 04.00 A.M.