東京を拠点に活動する「河原者」2人による、祈祷系ミニマルロックバンド「帯化（たいか）」。 この作品は彼らの3作目『御池塘自治』の制作について二人が書き綴ったZINE『弊池塘地図』、そして『御池塘自治』制作過程で削られていった音たちをまとめた音源集『追伸、追而書』カセットテープのセット。ZINEには石川開によって撮影された、帯化二人が冬の街を闊歩する様子を捉えた写真も収録。音源はもちろん恐ろしく刺激的だ。 ある意味では彼らのコアの部分を最も覗くことができる作品といえるだろう。 ＊＊＊＊ （以下、帯化Bandcamp解説より） 2023年の2月にリリースされた帯化のサードアルバム、『御池塘自治』の制作について帯化の二人が書き綴ったZINE『弊池塘地図』。 『御池塘自治』の制作過程や、楽器のプレイ、リファレンスとなった音楽について、時に抽象的な語りも交えながら、あらゆる方面から『御池塘自治』をマッピングしていく。また、石川開によって撮影された、帯化二人が冬の街を闊歩する様子を捉えた写真も多数収録されている。 ZINEにあわせて、『御池塘自治』の制作過程で削り取られ、捨て去られていった、老廃物、あるいはメモ書きのような部分を、大雑把に束ねて作り出された音源集『追伸、追而書』のカセットテープと、『追伸、追而書』について解説した別紙も付属する。 本音源が持つ走り書きのような拙さは、作り込まれたアルバム作品よりも、帯化の作家性を純粋に、素朴に反映している。ジャケットは、くしゃくしゃに丸められたメモ用紙に印刷をほどこした、「くしゃ紙ジャケ」仕様。 レーベル：造園計画 規格番号：ZOENKEIKAKU28 フォーマット：ZINE＆Cassette Tape