

NYで結成され、1995年から1999年まで活動していたバンド、Antarcticaが1999年にリリースした最終作にして2枚組アルバム『81:03』が時を経てLPにてリイシュー。ポスト・ロックとエレクトロニクスを融合させたようなサウンドは、どこか時代を先取りした興奮に満ちており、今の感覚で聴くとシューゲイズ(もしくはポスト・シューゲイズ)的な側面もそこかしこに感じられ、驚かされる。“無骨なAmerican Football”といった趣のジャケットも偶然や気のせいではなく、エモに通ずる叙情性、アトモスフェリックな音像も素晴らしい。スタイリッシュだが渋みもあり、未来的だが懐古的でもある。今こそ改めて聴かれて然るべき1枚。
LP-BRASS-05C
format:LP
label:Solid Brass
release:1999 (Original) / 2023 (Reissue)
track list:
A1. Absence
A2. Tower Of Silence
A3. The Velvet Flood
B1. Return To Omma Dawn
B2. The Chrome Selected
B3. Ultra Nørsk
C1. Hallucinus
C2. Tektur The Water
C3. Exisis
D1. 7759-60784-1-E
D2. Arctikal