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(レーベル資料より抜粋)
今や国産バレアリックの第一人者といった趣のアーティスト、ペペカリフォルニアだが、彼らのごく初期のデモテープの1本が、Hot-Cha Recordsに渡って、それがファーストCDになったという事実はあまり知られていない。
そのファーストCD「Telesco」とは、デモカセットに入っていた曲に数曲を加えた編集盤とも言えるダイアモンドの原石のようなもの。この頃(1999年)の日本では、今のようなハウスを軸としたダンスカルチャーと、バンドアンサンブルのミクスチャーはまだまだ未熟で、だからこそ彼らの登場は、20年後の日本の音楽史につながる予感に満ちたものであった。
今回、その「Telesco」からリカットされる7インチヴァイナルの二曲は、共に件のデモカセットに収録されていたもの。
中村宗一郎の手によるリマスタリングにより、新しい生命を吹き込まれ、改めて店頭に並ばれる。そしてターンテーブルに乗せたレコードに針を落とした瞬間に知るだろう、ぺぺカリフォルニアは20年前から、究極の極楽ミュージックを鳴らしていたのだと。思い起こせば1999年世紀末、イビザはすでに東京にあったのだ。
【Track List】
Side-A:Shanghai ( Like A Sky-Like)
Side-B:Azteca
レーベル:ミュージックマイン
規格番号:MMDS22005EP
フォーマット:7" Vinyl