寺田創一、木太聡、浜渦正志、波多野裕文、原摩利彦 この本は東京以外の土地に住む、5人の音楽家へのインタビューを収録したZINEです。デスクトップで音楽を制作でき、オンライン上で大容量のデータをリアルタイムにやり取りできるようになった昨今、確かに職業音楽家とて都市部に住む必要はないのかもしれません。（とはいえ当然ながら、それを実際に続けていく、というのは誰にでもできることではありません。） ひと言で「音楽家」と言っても5人はキャリアをスタートした時代、ジャンル、生き方、現在地は様々。この本が、それぞれの土地で切磋琢磨するミュージシャンたちの道標のひとつとなるといいな、と思います。 ◾️寺田創一 ミュージシャン、作曲家、編曲家。ミュージシャンへの楽曲提供やCM音楽制作、リミックス、『サルゲッチュ』シリーズなどのゲーム音楽も手掛ける。 ◾️木太聡 鍵盤奏者。作品リリースの他、ファッションブランド「ミナ・ペルホネン」への楽曲提供でも知られる。 ◾️浜渦正志 作曲家、編曲家、音楽プロデューサーなど。元スクウェア・エニックス所属。FFシリーズをはじめ、様々なゲーム音楽を手掛ける。 ◾️波多野裕文 ポスト・ロック・バンドPeople In The BoxのGuitar & Vocal。チャットモンチー橋本絵莉子とのデュオ「橋本絵莉子波多野裕文」としても活動。 ◾️原摩利彦 様々な映画、テレビドラマ、舞台の楽曲制作／提供を手掛ける。アーティストグループDumb Typeにも参加。 ＊＊＊ （版元紹介文より） なんでもありな世の中だからこそ、なにか一つを長く続けていくというのは簡単なことではありません。それは音楽においても同じだと思います。 今回、10年以上にわたりインディペンデントに活動する、5名の音楽家の方にお話を伺いました。ミュージシャン、作曲家、編曲家、ピアノ奏者、ビートメイカーなど、みなさんそれぞれ活動するジャンルやフィールドは違えど、根底に流れる音楽のゆらぎには共通する美しさを感じます。 また、みなさんライブや活動拠点などにおいて東京以外の土地と関係を持っている方々であることも本書の特徴の一つです。 それぞれの土地と関係を持ちながら音楽活動すること、これまでの作品のこと、個人的に聞いてみたかったことを交えた、広告も批評も音楽の専門的な話もない、長く活動を続けてきた音楽家のまなざしに着目したインタビュー集です。 ＊＊＊ 【概要】 2023年11月・刊 本文：118ページ 編集・miyono 発行・mizochi コデックス装 / B5判 協力：寺田創一、木太聡、浜渦正志、波多野裕文、原摩利彦