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中華料理アンソロジー「びゃんびゃん」/ 大滝のぐれ

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ピータンがゆ、中華そば、餃子、肉まん、辣子鶏、ビャンビャン麺……さまざまな「中華料理」をテーマに、四名の作家が描き出す、空腹を満たすこと必至の小説とエッセイを八篇収録したアンソロジー。 ビャンビャン飛んでいきましょう、「びゃんびゃん」の世界へ……。 ▼執筆陣(敬称略) 大滝のぐれ ・小説「犬川〈いぬかわ〉のほとり」 セイコの飼っているラーメンどんぶりからビャンビャン麺が生えてきた。そのかぐわしいにおいにつられ、犬人間たちが彼を食い尽くすべく迫りつつあった。 においを遮断するふたを買いに行くため、セイコはラーメンどんぶりを抱え川沿いへと繰り出す。そこでまじわる、過去の情景と今の景色。それでもなお地続きであることについて。 幅観月 ・小説「夜の幽霊」 押し入れで寝起きする中学生の航。同級生のシーナは、中華料理店「永楽」で居候をしている。『おれは怖いんだ。いままでしてきたことと、これからしていくこと、全部に理由をつけなきゃならないと思ったら』――押し入れには、父さんの布団が冷たくなって眠っている。 ハスミケイ ・小説「センチュリーエッグ」 「おれ」と暢子は毎週せまいキッチンに並んで料理をする、それはおさない罪悪の記憶をふくんだピータン粥だ――。理不尽さに抗う友情と、やわらかな味わいのピータン粥が百年先もそこにありつづけるであろうことについて。 佐々光 ・小説「アイ・ラブ・ギョーザ」 小学一年生の自分の夢が「うつのみやぎょうざ」だったことを知った由佳は、彼氏の啓介とともに宇都宮の街にやってきた。果たして彼女は、数多の種類が存在する宇都宮餃子の中から、自分のなりたかったたった一つを見つけ出すことができるのか! 表紙イラスト:横谷

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