

擬態デザインのアートブックZINE「gitai(擬態)」。第1号は、世界地図を肉の視点で眺めるアートブック。
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(発行元の解説より抜粋)
擬態デザインのアートブックZINE」
枯葉に見えたものが実は蝶(枯葉蝶)だった。美しい花に見えたものがカマキリ(ハナカマキリ)だった。生物の擬態がそうであるように、人の眼を欺くためにデザインされたグラフィックをGitai-Graphyと定義しました。生物の擬態に着想を得たグラフィック実験の成果を、年に約1回「gitai」として発行しています。九鬼周造は偶然性を「異なる二限の邂逅」と述べましましたが、デザインにそれは可能でしょうか?イメージの偶然の旅をお楽しみください。
「世界地図を肉の視点で眺めるアートブックZINE」
最初のアートブックで、肉と地形の生成則を重ねる実験。地図を赤く着色し、ラベルやトレーを描き加えると、お肉に見えてくる。そんな発想をイラストレーションにしました。ここに描かれた赤身や脂身は、実在する湖や河の形でできており、地形の中に赤身の旨味や脂身のコクを感じることができます。例えば、フィンランドには多くの湖沼があるため、美味しそうな霜降りサーロインのように見えてきます。
地形の特徴がお肉の表情に反映される点に注目です。それまで、フィンランドだと思っていた形が、赤く塗るとお肉のように見えてくる。川や湖のあるところはお肉の脂身・サシに見えてくる。地形の生成の法則は実はお肉のそれと似ているのではないか?という妄想を掻き立ててみてください。スーパーのお肉がどこかの地形に見えてくるかもしれません。
【目次】
・サーロインに擬態するフィンランド
・しゃぶしゃぶに擬態するフィンランド
・フィレ肉に擬態する台湾
・豚バラに擬態するキューバ
発行:小瀬古文庫
デザイン:小瀬古文庫
サイズ:A4(縦297x横210mm)
ページ数:28p.