

「アブストラクト・ポストパンク」を標榜する4人組バンド、Pot-pourri(ポプリ)が3rdアルバム『Eraser, Pencil』をリリース!
普通のロック・バンドの編成とは異なるアンサンブルにて、メロディアスながらもカッティング・エッジなオリジナル・サウンドを追求してきたPot-pourri。『Eraser, Pencil』は2022年5月に発表された2ndアルバム『Diary』以来となるアルバムで、『Diary』よりさらに開けて、様々な離別を切なくも軽やかに歌う、インディー・ポップからプログレッシヴ・パンク、マシン・ファンクからギター・アンビエントに至るバラエティ溢れる楽曲を収録したPot-pourri流ポップ・アルバムとなっている。
前作以来、精力的に展開してきたライブの成果がつぎ込まれた、バンドらしい空気が多くの曲に存在している。また、以前より交流がある田村悠二(Lanes)、滝沢朋恵、浮乃(Catastrophe Ballet / 背前逆族 / 天使乃聲 / ILL BONE)、PSP Socialといった、現在のインディー・シーンの熱気を伝える多様なゲストが参加。
多様な曲が収められているものの、全体的にはSawawoが影響を受けてきたmid 80’s的なUKニュー・ウェイヴから、StereolabやTortoiseといったJohn McEntireワークスのポスト・ロックに受け継がれたような、実験的ながら親しみやすい空気感の作品となっている。また、UKニュー・ウェイヴに連なるバンドとしてのL’Arc~en~Cielやスピッツ、ART-SCHOOL、For Tracy Hydeとも通じるポップ感や、The Sea and CakeやLCD SoundsystemにあるDavid Bowie的要素のような、インディー・ロック的に表れたグラマラスなセンスも根底に存在している。
前作に続いて全曲を担当するRyo Nagaiのミックスは、さらにドラスティックに各曲を生かすようなものになった。FenneszやRafael Toralとも通じるようなギターのエディットによる表現、彼の幼少期からのルーツであるThe Orbのようなアンビエント・テクノを引き継ぐテクスチャー作り、ダビーなローエンドの処理といった音響表現は、多種多様な収録曲それぞれの個性を伸ばしている。マスタリングも前作に続いてROVOの益子樹が担当しており、微に入り細を穿ったアレンジ・ミックスによる空気感を前作以上に高めている。
アートワークとデザインも前作『Diary』に引き続き、建築漫画家として活躍する芦藻彬が担当し、Pot-pourriの音楽を立体物のCD装丁を含めたヴィジュアルで表現している。
< 特典 >
CD-R「Setting Sun ([SNR] Live at Jimbocho Shicho Shitsu 2023.10.28)」
*アルバム収録曲のSawawo・Ryo Nagaiの2人編成によるライブ音源
UNKNOWNMIX 55 / HEADZ 266
format:CD
label:HEADZ
release:2025/02/05
track list:
1. Eraser, Pencil: Eraser
2. Dressed in Black (Maximum Mix)
3. X
4. Paradis
5. Mimei No Uta
6. Suidream
7. Setting Sun
8. Eraser, Pencil: Pencil
9. Y (Le Printemps encore Mix)
10. Over (and Over)