

2019年に結成されたニューJ-POPバンド、エイプリルブルー。デビュー・アルバムから約2年ぶりの新作は、船底春希(Vo.)が書いた1曲ごとの風景や心情の動きを、管梓(Gt.)が音で表現していく形式で制作。村岡佑樹(Ba.)のふくよかなベースと宮澤純一郎(Dr.)のシュアかつ抑揚の効いたビートが土台を支え、その上で管とムラカミカイ(Gt.)の幾重にも折り重なるギラギラしたギターが花開くバンド・アンサンブルは、前作以上の深みとダイナミズムを見せた迫力のあるサウンドを作り出し、エモーショナルで身体の中にスッと染み込んでくるメロディーと相性も抜群だ。船底の歌唱と作詞もストーリーテラーとしての表現力を増し、バンドのアイデンティティがより強固に確立されたことを感じさせ、サウンドやヴォーカル、楽曲のどの面を切り取っても前作を超えたインディー・ファンとJ-POPファンを繋ぐ渾身の1枚に仕上がっている。
APRBL-0001
format:CD
release:2021/11/17
track list:
1. いつかの海
2. トランスファー
3. サマータイム
4. 臨海鉄道
5. シーサイド
6. マリタイム